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2010年02月07日

Avatar

ハリウッドの巨匠、James Cameronが
なぜ、あの「Titanic」から12年もかけて
この作品を撮ったのか、
というか作ったのか、というか「創った」のか
一目瞭然の出来栄え。

3Dが、スターウォーズやマトリックスに匹敵する
VFXのブレイクスルーになることは間違いない。
CGがここまで進化し、映画界に浸透したように
今後、3Dで同じ現象が起こることを
「Avatar」はその映像をもって予言している。


スター・ウォーズの特撮、
ターミネーターやバック・トゥ・ザ・フューチャーのCG、
ジブリのアニメーション、
子どもの頃、何度も繰り返し観た映画。
そこには必ず、ド肝を抜かれる映像があった。

話の流れを完全に理解できなくても、
ストーリーなんかどうでもよくなっちゃうくらい、
とにかく映像が強かった。
あれほど、子どものパワープレイに耐えられたのは
眺めているだけで楽しめる、
映像の迫力があったからだと思う。

あれから、およそ20年、
もう映像では「見たことのないものを見る」という
初体験を、幼少期のあの感動や興奮を、
味わえないだろう、と諦めていた。


しかし、「Avatar」の162分は
いとも簡単に覆す。


見たことのない映像の強さと、
最新技術を最大限に生かす演出で
ドキドキとワクワクが、見事によみがえる。


典型的なストーリーが
何かと槍玉にあげられているけれど
最近すっかり邦画に洗脳されていた自分には
そこまで気にならないほどの完成度。

むしろ、15分毎にきっちりやって来る
強力なプロットポイントなど
洗練されたハリウッドスタイルは
逆に清々しくなるくらい気持ちよく、
終盤向けて、3Dの「映像」に観客を寄せていく
という意味では、功を奏している。


老若男女が理解し、共感できる
単純明快なストーリーを

最新鋭のテクノロジーと
それを生かす最大限の演出で表現する
という、映画的挑戦。

その志に、胸が熱くなったし、
YouTubeだの、ケータイだの
パーソナル化していく映像への強烈なアンチテーゼとして
映画の存在意義と未来を見せつけられた。

投稿者 mediaholic : 04:24 | コメント (0)