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2009年04月12日
五郎が遅れた理由(わけ) 「北の国から」より
それは、違うんじゃないですか。
深い事情は、ワシ知らんですよ。
けど、それは違うんじゃないですか。
五郎は早く来たかったんです。
純や蛍や雪ちゃんと一緒に飛んで来たかったんです。
アイツがどうにも来れなかったのは
恥ずかしいがこの、
金なんですよ。
金がどうにもなかった。
あの晩アイツ、ワシの所に金借りに来て
恥ずかしいが家にもなくて、近所の親しい農家起こして
大人1人と子ども2人、千歳までの代と飛行機の切符やっと工面して
で、発たせたです。
翌日、中畑っちゅう、アレの友達がそれ聞いて
びっくりして銀行に走って
でもアイツ、それ受け取るの渋って。
だからね、
アイツ汽車で来たんですよ。
一昼夜かかって汽車で来たんですよ。
飛行機と汽車の値段の違い
わかりますか、あなた。
1万とちょっとでしょ。
けど、その1万とちょっと
ワシら、稼ぐ苦しさ考えちゃうです。
何日、土に這いつくばるかってね。
おかしいですか、私の話。
それとね、これも言えるんですよ。
天災に対してね、諦めちゃうんです。
何しろ自然が厳しいですからね。
諦めちゃうことに慣れちゃってるです。
例えば水害にあったとき
今年の北海道、めちゃめちゃにやられましたよ。
めちゃめちゃにやられて、もうダメだって言うときに
テレビ局来て、マイク差し出されると
ヘラヘラ笑ってるです。
「もうー、ダメだぁー」ちゅうて
ヘラヘラ笑ってるですよ。
諦めちゃうです
神様のしたことにゃ。
そういう習慣が、ワシらにはついとるです。
(「北の国から」第23回)
投稿者 mediaholic : 2009年04月12日 02:32