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2009年09月20日
「酒井法子」という病
のりピーが保釈されて、
報道熱が沸点に到達したように思う。
毎度のごとく、
ターゲットの移動車をヘリコで追尾する
空撮の映像が生で放送されていた。
事件のたび、
あの強烈な空撮を観るたびに
強烈な嫌悪感と吐き気に襲われる。
「何でそこまでせなあかんのか」
と呆れてしまう一方、数字は着実についていて
それを観たいという人間の欲は、確実にそこにある。
テレビの「同時性」を最大限引き出す演出であるとともに
ここまでやらないと観てもらえなくなったテレビの終末感
に、一気にやられてしまうのだ。
一連の報道や謝罪会見を観て気になったのは、
彼女が何をやっても、何を言っても
嘘に見えてしまう
ということ。
報道される彼女の姿に、
アイドルとしての、女優としての底力
を見せつけられているような、
そんなおかしな気分になった。
彼女は、クスリという大犯罪でさえ、
大衆が楽しみ消費できるエンターテイメントに昇華した。
逮捕までのドラマティックな逃亡劇とか、
事務所社長というサブキャラとか、
保釈の一瞬の笑顔とか、
その随所に、要素が隠されている。
メディアを通った瞬間に
彼女は一犯罪者でも、一母親でも、
クスリでおかしくなっちゃった人でもなく、
もはや「酒井法子」でしかない。
この病の方が、
クスリよりもはるかに危険なんじゃないかと
そう、思ってしまう。
投稿者 mediaholic : 2009年09月20日 17:43