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2009年04月21日
東京からの卒業 「北の国から」より
蛍、そういう必要はないよ。
決めたんだから、お前は行くべきだ。
蛍、オレがこんなこと言い出すと
妙に聞こえるかもしれないけどな。
でも、オレは男だから
オヤジの気持ちが
前より少しはわかると思うんだ。
オヤジは、すっぱり割り切ってるよ、もう。
お前が今さら札幌行きをやめて
富良野に残るって、そんなこと言ったって
傷付くだけだよ
たぶん、オヤジは。
男ってのはさ
ようやくオレ最近わかりかけてきたんだけど
同情されたって
傷付くだけなんだよな。
誇りっていうか、見栄っていうか
男には必ずそういうもんがあってさ。
大の男に何でそんなもんが、って
ずっと長いこと思ってきたけど
それはそうじゃなくて
男である以上
ずっと一生続くんだと思うんだ。
しかも、それはさ
結構、男にとっては、なんて言うか
かけがえのない、大事なもんでさ。
何も言わずに、札幌に行けよ。
あとはオレ、オヤジにうまく話すよ。
オレにまかせろよ。
今度は、お前の番だもんな。
実を言うとな
オレ決めたんだ、
富良野に帰ることに。
ずっとそのこと考えてたんだけど
さっき頭領の言ったこと聞いてて
オレやっとその気になった。
今まではっきりしなかった目的が
目的っていうか、かけられるもんが
漠然とだけどな、
見えてきた気がするんだ。
東京は、
東京はオレ、もう未練ないんだ。
東京は、
もうオレ、卒業したんだ。
オヤジのことはオレにまかせろ。
うまく話すよ、傷付けないように。
(「北の国から '92巣立ち」より)
投稿者 mediaholic : 2009年04月21日 03:30