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2006年09月30日

CX 音組のこだわり

懐かしくて、ついつい観てしまった、
LOVE LOVE あいしてる!堂本兄弟!
10周年記念生放送スペシャル!

ほとんどメディア露出しなかった吉田拓郎が
深夜のバラエティにレギュラー出演するという
業界的には、かなり衝撃的な番組だった。

当時は知るよしもなかったが、
拓郎出演には、CXのきくち伸さん率いる音組の
ある「こだわり」が大きく関係しているのだろうと
今になって思う。

LOVE LOVE あいしてる、堂本兄弟、僕らの音楽など
音組制作の番組は、基本、生演奏×生歌で収録されている。
業界で常識とされている「あてぶり」を一切しない音楽番組なのだ。

「あてぶり」とは
歌以外のいわゆる「オケ」は基本CDなどの音源を再生し
Vo.以外の演奏者は「オケ」に合わせて演奏のフリをする。
地上波で放送される音楽番組のほどんどは「あてぶり」で収録され
これを理由にテレビ出演を拒否するアーティストは多い。

CDのプロモーションという意味でも、
収録の手間を省くという意味でも
理にかなった手法ではある。
(現場で音を収録するとなると、とんでもない数のマイクを立てたり
本人参加のサウンドチェックを何度もやったりとか、
番組スタッフにも、アーティストサイドにも、とんでもない負担がかかるのだ)

が、ワシはこれが気にくわない。

歌番組は、肝心の歌が始まると途端に数字が下がる
というトレンドは、この「あてぶり」が
関係している気がしてならないからだ。

最近のお客さん、
とくに音楽番組を視聴するコア層は
バンドブームによるライブや乱立するフェスなどで
生音に対する耳が、一昔前よりも確実に肥えている。

「あてぶり」の音楽番組は、
完全に「ニセモノ」とバレてしまっているのかもしれない。
そこまでいかないにしても、
どことなく「ぎこちなさ」を感じている客は多いはずだ。

耳の肥えたお客さんたちの間では
テレビでもアーティストのビジュアルではなく、
単純に彼らの楽曲を「聴かせてほしい」
というニーズが高まっているのではないだろうか。

当たり前で一番面倒な「音楽を聴かせる」
というニーズに応え続けてきたという意味で
音組のこだわりには、感心せずにはいられない。

投稿者 mediaholic : 2006年09月30日 00:10

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